★今回のスパスパのテーマは『たまご！この食べ方がカゼに効く』でした。コレステロールが高いから卵は1日1個まで、というのはなんと間違いだったのですね。この季節、卵を積極的に食べたいですね。

■たまご＝コレステロールは誤解！？
卵はコレステロールが高い、というのは誤解なのだそうです。昔の適正でない実験の結果が間違って日本中に広まっているのだそう。じつは卵白は、大豆のコレステロールを下げる効果よりも強いのだそう。

■卵白は「カゼ予防」に効く！
卵白に含まれるリゾチームが細菌を撃退する効果があり、風邪薬の原料としても使われています。また、同じく卵白に含まれるオボムチンが乳酸菌を最大100倍に増殖させ、身体の免疫力を高めて風邪予防に効くのだそうです。さらに「からざ（黄身についている白いヒモ状のもの）」にはシアル酸が含まれ、インフルエンザ薬の原料になっているのだそう。

■卵白は固めて食べる
卵白はしっかり火を通して固くし、なるべく消化されない状態で腸まで届けるのが風邪予防にはよいそうです。

■脳力アップ、ボケ防止には卵黄
卵黄に含まれる卵黄レシチンを摂ると脳の神経機能が高まり、記憶力アップ・ボケ予防に効果があるそうです。大豆レシチンよりも動物性の卵黄レシチンのほうが人間の身体と相性がよく効果的なのだそうです。

■卵黄は生に近い状態で食べる
脳力アップには卵黄は生に近い状態で、1日2コが目安。コレステロールが高い人は一部を大豆レシチンで摂りましょう。

■超半熟卵で風邪予防・脳力アップ！
卵パワーを生かすには、殻のまま加熱するゆでたまごが栄養成分が壊れないのでベストだそう。
【超半熟たまごの作り方】
.1.40度程度の水に卵を入れ5分おく（常温に戻すため）
2.沸騰したお湯を卵1コにつき500cc鍋に入れる（卵が完全にかぶるようにする）
3.黄身が片寄らないようかき混ぜながら、強火で5分間茹でる
4. すぐに氷水（又は流水）につける（黄身まで火が通らないように）

■風邪をひいてしまったら・・・新たまご酒！
【材料】
卵白(L)１コ、黒酢大さじ１、牛乳400cc、日本酒20cc、しょうが汁小さじ１、はちみつ大さじ２
【作り方】
ボールに卵白をかき混ぜほぐし、黒酢としょう汁がを入れておく。鍋に牛乳、日本酒、はちみつを入れ70度まで加熱（温度計で測ること）。この牛乳をボールに少しずつ注ぎ混ぜる。

＊卵を食べるときの注意点
1.コレステロール値が高い人は1日1コ程度にすること
2.卵アレルギーの人は食べないこと
3.糖尿病の人は摂りすぎないこと