★今回のあるあるの話題は『早期発見!血管の恐怖』でした。血液サラサラは日頃わりと気にしますが、血管のことは忘れがちですね。気をつけたいものです。
■あなたは大丈夫?血管チェック
両手の手の甲を合わせるようにして、親指以外の指を根元までしっかり組みます。そしてそのままお互いの親指をつけます。親指が根元までぴったりくっついて痛みがない人は血管状態が悪い可能性が!
→実はこれは靭帯(じんたい)のチェック。靭帯と血管は同様のたんぱく質でできています。正常なら靭帯は適度に伸縮するため、親指は痛みを伴いつけられないのですが、痛みもなく親指をつけられる人は、靭帯が伸びきったのと同じように血管も伸縮性を失っている可能性があるのです。
■血管が硬くなるメカニズム
1.過度の飲酒、喫煙、寝不足、食生活の乱れなどで血管が収縮しがちになってしまいます。
2.血管が収縮していると、血管の内側(内皮細胞)をしなやかにするNO(一酸化窒素)が出にくくなり、血管壁が硬くなってしまいます。
3.すると硬い血管壁は傷つきやすくなり、傷口から悪玉コレステロールなどが入り込み血管を狭め、動脈硬化につながってしまうのです。
■血管改善法
動脈硬化を予防するには、血管の内側(内皮細胞)をしなやかにするNO(一酸化窒素)を出すようにすることが大切。生活習慣を改めるのが一番ですが、次のことに気をつけましょう。
【食事で改善】
1.EPA:青魚に多く含まれる成分。悪玉コレステロールを減らし、血管内皮細胞を健康に保つ働きがあります。
2. GABA:発芽玄米に多く含まれる成分。血管の過度な収縮を抑える働きがあります。
3.ビタミンP:マンゴーやパプリカ、そばなどに多く含まれます。悪玉コレステロールをブロックし、傷ついた血管を直接修復するはたらきがあります。ビタミンPは水溶性で熱に強いので、加熱しても成分は変わりません。
【足裏マッサージで改善】
リフレクソロジー(足裏マッサージ)でリラックスすることで、自立神経を介して血管内皮細胞を刺激し、NOがより出やすくなり、血管がしなやかになります。
1.足の指を引っ張るように1本1本大きく回します。全ての指を行います。
2.体の力を抜き、足裏に寄りかかるように体重をかけ足全体を刺激します。このとき足裏の中央を上から下へ、次に両サイドを下から上に向かってマッサージ。
*両足行います。息を吐きながら奥深くまで刺激するのがコツ。
■マンゴーで美肌
マンゴーに含まれるポリフェノールが細胞の酸化を防ぎ、βカロテンが潤いを与える効果がるそうです。メキシコではなんと唐辛子をかけて食べるのが人気だそう。
■しじみで夏バテ予防
しじみに含まれるタウリンが、肝機能をアップさせて栄養をエネルギーに変えるはたらきを促進。さらにしじみに含まれる鉄分が、血液から酸素を取り出しやすくして筋肉を円滑に動かす働きも。鉄分はしじみの身のほうに残るので、身もしっかり食べましょう。
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