★今回のあるあるの話題は『笑いの健康パワー』でした。最近大笑いをすることが少なくなった、という方、健康のためにくすぐってもらうのもいいかも?(笑)
■笑いの健康パワーの秘密
笑いが体にいい影響を与えることが最近わかってきました。笑うと横隔膜が上に押し上げられ、肺の空気が大量に吐き出されるため、直後に深く息を吸って酸素を取り込みます。その量は5秒間笑うだけで深呼吸2回分もの酸素を取り込めるといわれています。この酸素の大量摂取が次のような効果をもたらすと考えられています。
1.ストレス発散
ストレスがたまると脳が酸素を消費し、酸素不足になってはたらきが低下します。笑うことで酸素が供給されると、ストレス物質であるコルチゾールの分泌が減り、ストレスが鎮まるのです。
2.免疫力増強
笑うことでストレス物質コルチゾールの分泌が減り、免疫細胞への酸素供給も増えて免疫細胞のはたらきが活発化します。
■笑い声はなぜ「ハハハ」なのか?
「ハ」の音は声門を大きく開き声を出すため、一番肺から息を吐くことができるのだそう。また「ハー」と出し続けるより、「ハ、ハ、ハ」と細かく区切ることで、より少ない力で大量の息を吐けるのだそうです。
■笑いを増やす方法
1.つられ笑い
人間の脳には「ミラーニューロン」という、人の表情や声から相手の感情を読み取り、共感してあげなさいと命令を出すはたらきがあります。よく笑う人と一緒にいることで、「つられ笑い」を増やすことができるのです。
2.くすぐる
わきの下あたりをくすぐるのが最も即効で笑うことができる方法。わきの下は大切な内臓に近い部分で、そこに刺激を受けると防御反応で全身の筋肉が緊張します。そこで、笑いで酸素を多く取り込んでストレスを和らげようとするのです。くすぐられて笑うのは、なんと有酸素運動並みに酸素を摂取できるそうです。
■笑いのさらなる効果
笑いが増えると、血糖値低下、中性脂肪低下など血液がキレイになる効果も期待できます。笑う動作は腹筋を中心に筋肉を活発に運動させ、血液中の糖や脂肪を燃焼させると考えられます。また、笑いは脳の血行をよくするので、記憶力アップや集中力アップにもつながります。
|