★今回のあるあるの話題は『女性の身体総点検SP』でした。女性の病気はとにかく早期発見が一番。安心のためにも定期的に検査へ行ったほうがいいですね。
■代表的な婦人病
1.子宮筋腫
子宮の筋肉にできるコブ状の腫瘍。30〜50代に多い。基本的に良性が多いが、肥大しすぎると問題。症状として生理の量が増えたり期間が伸びる、下腹部がぽっこりと出てくる。
2.子宮内膜症
20〜30代の女性に増えている。子宮の内側に張り巡らされる子宮内膜は受精がなければ剥がれ落ち生理として排出されますが、卵巣や卵管など子宮以外の場所に出現し、排出されないと他の臓器と癒着を起こし不妊につながる。
3.卵巣のう腫
卵巣内にできたのう腫(液状の腫瘍)が大きくなり、卵巣が腫れてしまう病気。卵巣には神経が通っていないため、症状がでにくい。
■正常な生理の目安
月経がきちんときているかが健康の目安。1回や2回あてはまらなくても正常の範囲内ですが、長期間同じ状態が続くようなら注意が必要。
【量】多い日でも普通サイズのナプキンを2〜3時間換えなくても大丈夫なくらいが正常の目安。始まったばかりなのに1日1枚というのは問題あり。また以前より急に量が増減したりレバー状の塊が出てくるようになった場合も要注意。
【周期】25〜38日で毎月一定であるのが正常の目安。
【期間】3日間〜8日間で毎月一定であるのが正常の目安。ダラダラと生理が続くようになった場合は要注意。
【痛み】日常生活に差し障りがあるような痛みではないのが正常の目安。生理痛が増した、我慢できないほど痛いという場合は要注意。(10代は身体が未成熟なため痛みが強い場合もある)
■婦人病の原因
1.生涯月経数の増加
女性の晩婚化、少子化、初潮の低年齢化によって生涯月経数が増加している。月経が増えることで卵巣や子宮内膜に負担をかけている。
2.足の冷え
足先で冷えた血液が心臓へ戻るときに、冷たい血液に最初に触れる臓器が卵巣や子宮であるため、熱を奪われ機能低下してしまう可能性がある。
【冷えの予防には】
服でしっかり保温する、きつい服を着ない、足を組んだりなど骨盤をゆがませる姿勢をしない、運動で血液循環をよくする、湯船につかる
■乳ガンのチェック法
乳ガンとは、乳腺にできる悪性の腫瘍のこと。年代や胸の大きさと、乳ガンのなりやすさは無関係ですべての女性にリスクがある。しこりという形で現れるので早期発見も比較的しやすい。
【乳ガン簡単セルフチェック】
生理が終わってから1週間以内に行ないます。
1.視診
両手を頭の後ろで組んで胸を張ります。乳房にひきつれやくぼみ、また乳輪に変色やへこみがないかチェック。さらに両手を腰に当てた状態で同様にチェック。乳房の外側上部は乳腺が多いので念入りに。
2.触診
片腕を上げて胸を張り、反対側の手でチェック。指を4本揃え「の」の字を描くように動かしてしこりがないかチェックします。しこりの感触は「こんにゃくの下に置いた大豆を触るような感触」だそうです。乳房をつまんでしまうと脂肪としこりを勘違いしてしまうのでつままないこと。
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