酵母ダイエットでキレイにやせる!ビール酵母が人気
■酵母とは
糖分に作用してアルコールと炭酸ガスに分解する働きをもつ発酵菌(イースト)です。多くの酵素、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類などの栄養素が含まれています。
なかでもビール酵母は各種ビタミン、ミネラル、良質なたんぱく質、食物繊維等を含んでいます。ビール酵母は「栄養の宝庫」と呼ばれ、ヨーグルトに入れて食べるビール酵母ダイエットが人気となりました。
■酵母のダイエット効果
酵母自体にダイエット効果はありません。しかし豊富な栄養素が含まれているため、ダイエットの補助として摂取するのに最適。酵母のダイエット効果としていわれるのは、次のことです。
1.腹持ちがよく食べ過ぎ防止になる
酵母が体内に入り、水分を吸うことによって膨張するため、長い時間満腹感を感じることで食事の量が減り、ダイエット効果が期待できます。
2.腸内環境の改善
酵母の細胞壁はグルカン・マンナンといった多糖体で作られています。このグルカン・マンナンが、腸の運動を活発にして便秘を解消したり、腸内環境を整え、ダイエット効果が期待できます。
■酵母のその他の効果
1.肝機能アップ
酵母は体内でグルタチオンという物質をつくります。グルタチオンは人間では肝臓に多く含まれており、アルコールの分解や解毒作用、抗酸化効果を持つことで知られ、肝機能を高めてくれるのです。肝臓にレバーが良いと言われるのは、このグルタチオンが豊富に含まれているためです。
2.コレステロール値改善
酵母の細胞膜はエルゴステロールという脂質で形成されています。エルゴステロールは、コレステロールと形が似たもので、自らが吸収されることでコレステロールの吸収を抑えるという効果を持っています。
3.免疫力アップ
酵母の細胞壁であるグルカンは、キノコ類に多く含まれ「免疫力を高める」と話題になったβ-グルカンと同じ。グルカンはNK細胞を活性化し、免疫力が高める効果があるといわれています。
★酵素と酵母、どう違うの?
・酵素:酵母菌の代謝物のこと。アミノ酸でできていて、体内で起こる科学反応を円滑にさせて栄養を分解・吸収し、細胞を作る助けをするものです。
・酵母:「酵素の生みの母」といえる存在で、自身の中に増殖物質代謝機能を備えているミクロの生物です。約3000種以上の酵素を含んでおり、酵素を作る工場の役目をします。
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