セントジョーンズワート:ストレスや気分の落ち込みを消す天然ハーブ
■セントジョーンズワートとは
セントジョーンズワートは日本名が西洋オトギリソウといい、ドイツで盛んに研究され、アメリカで旋風を起こしたハーブ。セントジョーンズワートは欧米では「ストレスに効果のあるハーブ」として有名で、ドイツを中心に実際に抗鬱薬としても使われています。
■セントジョーンズワートの効果
セントジョーンズワートが気分の落ち込みを和らげる効果があるのは、ヒペルフォリンとヒペリシンという成分が含まれているため。これらがストレスを消す効果は2つあります。
1つは、神経伝達物質を分解するモノアミン酸化酵素の働きを抑える効果。もう1つは、脳内にあるセロトニンが他の神経細胞に再吸収されるのを防ぐ効果です。この2つの働きが脳内のセロトニン濃度を上昇させ、気分の落ち込みを改善する効果をもたらします。
セントジョーンズワートは人に会うのが億劫(おっくう)、毎日を意欲的に送れない、自己嫌悪に陥りやすい、自信が持てないといった、軽度のうつ気分を明るくします。
■セントジョーンズワートの副作用について
セントジョーンズワートは効果が現れるまで約4週間かかります。副作用については、主成分のピペリシンが日光と反応して皮膚が過敏症状を引き起こす可能性がありますので、服用中の日焼けにはご注意下さい。
またセントジョーンズワートは妊娠中、授乳中の服用や、他の抗鬱薬との併用は避けてください。
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